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先生論

2010/02/22

◆「先生」というのはとても危険な存在だよなと最近ちょっとしたきっかけで思ったんです。
義務教育はもちろんのこと、高校とか大学、大学院なんかに行けば先生と呼ばれる人たちが大勢いてその人の専門分野についての講義をしてくれるわけですけ ども、その中で特に危険なものとして「美術」といった分野の先生って場合によってはとても危なっかしい存在だと思います。
こうして書いてしまうってことも危険なのかもしれないんですが、芸術とか経営といったものってのは正解ってものが無いわけで、結局その正解と呼ばれるものって先生の好みとかさじ加減で随分と変わってしまうものなんじゃなかろうかと思うんです。
つまりそういった微妙な分野で先生としてやっていくのであれば、それに関して「これは無いわ」と断言してしまうのは危なすぎますよね。

以前、富山の工場で働いていたときの同僚が今福岡でデザイン事務所をやっていて、業種としてはグラフィックデザイナーになるわけです。
彼曰く「40歳になったら会社を売るかもしくは経営だけをしていく」と言っていまして、その理由ってのが「40歳過ぎたらこの業界ではもう使えない」とのことだったんです。

なるほどなぁと思いますよね。
僕自身、自分が作るものの傾向というのがある程度わかってきて「この革を使ったらステッチはこの色で、こんな感じの革と組み合わせて作る」ってのがほぼ 頭の中で凝り固まっていることがあったりして、それに気づいたら一度作るのをやめて違うこととか今までにやっていない組み合わせを試そうとするんです。
そうしないと多分、40歳くらいになったときには今で言うバブル絶頂期の服装みたいなものを作り続けてしまうんじゃないかと怖くなるんです。
「世の中はわかってねぇなぁ」とか言いながら、喜ばれないようなものを疑いも無く作っていたら、技術だけが残ってとにかく数をこなして売上を出さねばと焦ってしまいそうですよね。

引き続き頑張ります。ただあれですよね、身近にいる人たちが遠慮なく「今の時代にこれは無いよ。こうしたら良いかもよ」と言ってくれやすい環境にしなきゃいけないですね。

◆ネイティブアメリカンって好きです。僕くらいの世代の人で革を使って何かを作る仕事をしている人って、かなり高い確率でネイティブアメリカンが好きな時代を過ごしたんじゃないかと思います。
そこでちょっと思うんだけど、基本的に日本で有名なのって北米インディアンの人たちで南米のインカ帝国に関する話ってあまり出てこないですよね。
でもその、南北のネイティブな人たちにとって神格化されている動物の種類というのがほぼ重なっていて、かなり古い時代に何かのきっかけで南北に移りそのまま独自の文化を進めていったけど、神として崇められる対象は変わらないままだったんでしょう。

以前、僕が奄美大島に住んでいた頃に元新聞記者のおっちゃんが隣に住んでいて、時々我が家で安い酒を飲んでいたんですが、その人の知り合いの画家の人をいきなり連れてきて「まぁ面白いから話そうよ」となったんです。
その画家の人が北海道のアイヌと、琉球民族について調べるのが好きらしくていろんな資料のようなものを見せてもらったんですが、日本でも上記のアメリカのような話があってとても面白かったんです。

アイヌの人も琉球の人も入れ墨をしている白黒の写真があるんですが、その両方の地方共に「女性は口が大きい方が美人」という基準があって、写真の女性は唇の回りに更に大きな唇の形をした入れ墨をして、そこで美しさを競いあっているんです。

暖かいところと寒いところで同じような文化を守っていて、これはもう「100匹目の猿現象」のようなものではないんでしょうね。

えーと、今日のこの「本日のアリノハネ」は一体何でしょうかね。
チャビとの散歩中に何を書くか迷っていて、結局答えが見つからないままパソコンの前に座ってしまったもんだから、よくわからん関係の無い話の羅列になりました。

明日は定休日なので、本日は夜中まで仕事するべかという感じです。

はい、がんばります。


【本日のスケジュール】

1.鑑札入れ付きの首輪2つ
2.メッセンジャーバッグ

そろそろ「山田にお任せキャンペーン」の準備とかをしないとまずいですね。
この感じだと3月の第2週くらいになりそうです。

アリノハネとは?

アリノハネファクトリーとは北海道旭川市にある、なんか色々と作っている工房の名前なんですが
「正式な職業は何ですか?」 って訊かれたら 「自営業です」 って答えてしまう感じのよくわからんお店です。

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