なんとか目的地である入善漁港についた僕らは、小雨の降る中で早速釣りと焼肉の準備を開始した。
僕とミャケ君は七輪で火を起こし、ミャケ子とMBは僕らの中ではすでに固有名詞として成り立っている 「アウトドアライフ」 の組み立てと、肉の準備を始めた。
アウトドアライフ↓
このアウトドアライフ。 先月リサイクルショップに行ったときに店頭にゴミみたいに扱われていたもので、これを開くとテーブルになり、中に折りたたみのイスが4脚入っているという優れものである。
雨の中、外でわざわざ濡れながら食べるのもあほくさいと、車の中を整理してそれを中に突っ込む。
即席の素敵ダイニングが出来る。
こんな場所である↓
さていよいよ釣りを開始しましょうかと、僕とミャケ君は暗がりの中で釣り糸を垂らし、どう? いや全くダメっすね。 うん、まいったなぁ と言っていたら
「肉食べよー」 との声。
「じゃあ、肉食っちゃいますかねー」 と、さっさと僕らは釣りを諦め、焼肉、否、YAKIKIKUを開始した。
じゅー じゅー じゅー
いやー 美味そうだなおい。
車の中でテーブルを囲み、ろうそくの炎を見ながら酒をがぶがぶ。
至福。
肉を食う。
うまい。 とんでもなくうまい。
酒を飲み、肉を食い、僕はやめろというのにミャケ君はお得意の下ネタを連発して僕ら3人を閉口させ、僕は地球環境と食糧問題について熱く語るものの、ミャケ君お得意のウンコやらチンコやらの話にかき消され、ほんっとミャケ君ならそういうの好きだからなー
もう まいっちんぐまちこ先生。
まいっちんぐ まいっちんぐ。
僕らは予想以上に飲み食いし、もうだめ、釣りは明日起きてからぁ~ と、車の中に布団を敷き、ミスター ジェントルマンの僕はミャケ君とミャケ子に布団で寝て良いずら宣言。
MB、尊敬の眼差し。
僕は運転席、MBは助手席で変な体勢で眠りに入り、明日は小雨だっていうから、ばしばし釣って商売商売じゃー と眠りに就く。
午前4時。
物凄い轟音で目を覚ます。
外、どしゃ降り。
車の全ての窓を開け放っていたために、布団が軽く濡れているっぽい。
それでもミャケ君&ミャケ子は爆睡。
僕は彼らが雨に当たってはいけないと、降りしきる雨の中車外に出て、そそくさと片付けを始める。
ミャケ子はその音に気が付いて目を覚まし、軽く手伝いをしてくれた。
その後である。
ミャケ子は言ったのだ。
うん、ここまで書いて飽きてきたんだけど、やっぱり続きを書くべきなんでしょうか?
えーとね、この後ミャケ子が 「虫に刺されたかゆいかゆい」 ってずーっと騒いでいて、どこよ? って話になったんだけど、結局刺されてなくて、この子豚野郎と僕が半ギレになりました。
朝8時に帰って、このまま終わるのは嫌だぃ と、近くのスーパーで魚を買ってきて、まーた車でメシ食いました。
白米にお茶をかけ、そこに魚を突っ込んで食べました。
まさに至福の一時でした。
ミャケ君たちは15時くらいに帰り、僕は一眠りし、20時頃にあかねちんが遊びに来てチャビに足の裏の匂いを嗅がれているのを良いことに、僕はあかねちんの二の腕をジェントルマンスピリッツで以ってギュンと掴み、うん、ぷるっぷるだねと言いました。
そしたらあかねちんは、
「昔付き合っていた彼氏にね、この二の腕、ある意味テロみたいなもんだよね と言われたことがあるんだ」 と、晴天の中で飛んでいる飛行機を眺めるような顔つきで寂しそうに呟いたので、僕はただただ心の中で
どんまい あかねちんこ と言いました。
それに気付いたあかねちんは少し我に返り、でもお母さんはこの2倍あって、おばあちゃんは3倍あるよと言いました。
僕はそれを聞いて、心の中でこう呟きました。
家族3代で どんまい。
チャビはとても可愛い犬で、俺とかミャケ君には尻尾を振って媚を売るけど、MBとかミャケ子とかあかねちんとかにはがんがん飛びついていって、こーらだめでしょチャビスケ。女の子には優しく接しないとだめなんだぞ と、女の子の前で好感度が上がるような台詞をさらっと言えるシチュエーションを作ってくれます。
チャビスケの屁はとても臭く、本当に笑えないくらいに臭くて臭くて、でもチャビスケは自分の屁だと気付いていないのか、その匂いを追って自分のケツの匂いを嗅ごうと必死になり、その辺を今もぐるぐると回っています。
僕はそんなチャビを見て思うのです。
ドンマイ 山田家 と。
見たいんでしょ?
うん、そんなこと言って、ここまで読んでるんだから見たいんでしょ?
よぉーしわかった。 おじさんが皆さんのリクエストに応えちゃるぞなもし。
これでしょ? 見たいのは?
ほんっと、可愛いよねー。
それと皆さんにそろそろ発表しても良いんじゃないかなと思うので、書いてしまいます。
これを知ってるのは、僕の家族と親しい友人だけなんですけども
実は俺
子供がいます。
男です。 今9ヶ月です。
チャビスケ同様、アホみたいに元気に育ってます。
嘘だけどね (スッテンコロリン☆)
完