風呂に入る

 風呂に入って色々と考え事をするのが好きである。
『あの子可愛いなぁ』 とか
『やべぇ、腹出てきたなぁ』 とか
『俺のチンコってホント立派だなぁ』 とか。
 僕はトイレにいる時間が極端に短いので、一人で何かを考えるには風呂場が一番良い。
 そんな風呂場。毎日入っているということは、それは勿論日課になるわけなんだけど、その毎日の入浴時間をいかに合理的に過ごせるかというのも僕のささやかな楽しみだったりもする。
 まずは頭から洗い、顔、上半身、チンコ、下半身。
 頭にシャンプーを乗っけたまま、体を洗い、チンコのアレ毛を逆立てて、『オス!! オラ悟空!!』もしくは『カカロットー!!』などと独り言を言ってクスクスと笑い、下半身を洗う。
 そこで一気にシャワー攻撃を全身に浴びせ、まぁいっぺんに体が綺麗になっちゃった。
 そんなことをやるのって案外楽しい。
 でもその方法だとシャンプーが目に入ることが多いので、順を逆にしてやってみる。
『ウン、しばらくはこの方法でいくか』と独り言。
 27歳男子。風呂場で極端に独り言の多い27歳男子。
 でも、そんな風呂場が好きだ。
 いや
 そんだけ風呂場で遊べる自分が好きだ(←ウザイ)
 実家にいる頃、よく犬と一緒に風呂に入った。
 犬は風呂が嫌いだった。
 悪さをしたときに『テメェ。風呂入るか?』と僕が言うと、犬は部屋の隅に逃げる。
 追う人間。逃げる犬。
 観念した犬は、僕に前足を持たれてすんごい嫌そうな顔で風呂場に連行される。なんだか少し幸せだった。
 結婚したいです。
 嘘です。